「防災と心のケア」~被災者に寄り添う~
兵庫県立淡路高等学校
活動に参加した児童生徒数/2学年13人
活動に携わった教員数/3人
活動に参加した地域住民・保護者等の人数/150人
実践期間2017年4月1日~2018年12月23日
活動のねらい
兵庫県南部地震による阪神・淡路大震災により生じてきた諸問題を考え、将来の震災に対して被災者(特に小さい子どもたち)に寄り添える人間を育成する。
活動内容
1)実践内容・実践の流れ・スケジュール
(1) 日 時 平成29年10月6日(金)8:50~10:40
(2) 場 所 県立淡路高等学校 図書室
(3) 内 容
(ア)第1部 8:50~9:40
講義 ひょうごボランタリープラザ所長 高橋守雄 氏
「災害ボランティアセンターと災害ボランティア
~災害時に被災者と支援者をつなぐ役割~」
(イ)第2部 9:50~10:40
講義・実技 一般社団法人おいしい防災塾 代表理事 西谷真弓 氏
「講話と防災お菓子ポシェット作り」
(4) 指南役 ひょうごボランタリープラザ所長 高橋守雄 氏
一般社団法人おいしい防災塾 代表理事 西谷真弓 氏
(5) 参加者 県立淡路高等学校 2年生「防災と心のケア」選択者13名
(6) 県立淡路高等学校の今後の取組み予定
・北淡震災記念公園において「阪神・淡路大震災語り部活動」の実施
・地域の子どもたちへの防災ポシェットのプレゼント作り
・県立こどもの館 イベント(Xmasイブイブ交流会12/23等)への参加
2)9月研修会の学びの中から自校の実践に活かしたこと。研修会を受けての自校の活動の変更・改善点。
昨年度まで(助成金を受ける前)の実践と今年度の実践で変わった点。助成金の活用で可能になったこと。
9月の研修会を経て、普段から地域とのつながりを持つことの大切さを感じた。そこで、文化祭をはじめ多くのイベントに参加し防災お菓子ポシェットづくりを実践した。助成金によって防災お菓子ポシェットづくりの活動を複数回実施することができ内容も充実した。
3)実践の成果
①減災(防災)教育活動・プログラムの改善の視点から
今回、減災(防災)教育に主として関わった生徒が2年生の一部であった。活動自体は充実したものであったが、学校全体に影響があったとまではいえないので、今後は総合学習などにも応用し内容を広げていきたい。
②児童生徒にとって具体的にどのような学び(変容)があり、どのような力(資質・能力・態度)を身につけたか。
防災お菓子ポシェットづくりを通して、小さいこどもたちの目線に合わせることや優しく丁寧に笑顔で話しかけるなど、子どもたち寄り添う気持ちが芽生えた。どうしたら子どもたちが安心してくれるか考えようとする態度が身についた。
③教師や保護者、地域、関係機関等(児童生徒以外)の視点から
教師の視点から、生徒たちが小さい子どもたちができることを考え、子どもたちに合わせながら必死に取り組んでいる様子が印象的であった。自己有用感の高まりを感じた。
4)実践から得られた教訓や課題と今後の改善に向けた方策や展望
小さい子どもたちにとって、高校生は頼れるお兄さんお姉さんというような存在で、大人が入る余地はないと感じた。今回は一部の生徒に限られた活動であったため、今後は学校全体の活動としていきたい。
5)その他
本校の防災教育について
阪神・淡路大震災の被害を受けた学校として平成11年度から防災科目を開講し、防災・減災について学ぶ「防災と心のケア」を学校設定科目として行っている。阪神・淡路大震災や東日本大震災などを中心とした自然災害について、本校の教員による授業をはじめ、さまざまな外部団体の協力により、講話・体験学習を行い、地域に貢献するため防災マップの作成や地域での防災イベントなどに取り組んでいる。阪神・淡路大震災の震源地から最も近い高校として、その経験と教訓を生かし、地域社会と連携して防災教育を継続・発展させていくことが目標である。
(1) 日 時 平成29年10月6日(金)8:50~10:40
(2) 場 所 県立淡路高等学校 図書室
(3) 内 容
(ア)第1部 8:50~9:40
講義 ひょうごボランタリープラザ所長 高橋守雄 氏
「災害ボランティアセンターと災害ボランティア
~災害時に被災者と支援者をつなぐ役割~」
(イ)第2部 9:50~10:40
講義・実技 一般社団法人おいしい防災塾 代表理事 西谷真弓 氏
「講話と防災お菓子ポシェット作り」
(4) 指南役 ひょうごボランタリープラザ所長 高橋守雄 氏
一般社団法人おいしい防災塾 代表理事 西谷真弓 氏
(5) 参加者 県立淡路高等学校 2年生「防災と心のケア」選択者13名
(6) 県立淡路高等学校の今後の取組み予定
・北淡震災記念公園において「阪神・淡路大震災語り部活動」の実施
・地域の子どもたちへの防災ポシェットのプレゼント作り
・県立こどもの館 イベント(Xmasイブイブ交流会12/23等)への参加
2)9月研修会の学びの中から自校の実践に活かしたこと。研修会を受けての自校の活動の変更・改善点。 昨年度まで(助成金を受ける前)の実践と今年度の実践で変わった点。助成金の活用で可能になったこと。
9月の研修会を経て、普段から地域とのつながりを持つことの大切さを感じた。そこで、文化祭をはじめ多くのイベントに参加し防災お菓子ポシェットづくりを実践した。助成金によって防災お菓子ポシェットづくりの活動を複数回実施することができ内容も充実した。
3)実践の成果
①減災(防災)教育活動・プログラムの改善の視点から
今回、減災(防災)教育に主として関わった生徒が2年生の一部であった。活動自体は充実したものであったが、学校全体に影響があったとまではいえないので、今後は総合学習などにも応用し内容を広げていきたい。
②児童生徒にとって具体的にどのような学び(変容)があり、どのような力(資質・能力・態度)を身につけたか。
防災お菓子ポシェットづくりを通して、小さいこどもたちの目線に合わせることや優しく丁寧に笑顔で話しかけるなど、子どもたち寄り添う気持ちが芽生えた。どうしたら子どもたちが安心してくれるか考えようとする態度が身についた。
③教師や保護者、地域、関係機関等(児童生徒以外)の視点から
教師の視点から、生徒たちが小さい子どもたちができることを考え、子どもたちに合わせながら必死に取り組んでいる様子が印象的であった。自己有用感の高まりを感じた。
4)実践から得られた教訓や課題と今後の改善に向けた方策や展望
小さい子どもたちにとって、高校生は頼れるお兄さんお姉さんというような存在で、大人が入る余地はないと感じた。今回は一部の生徒に限られた活動であったため、今後は学校全体の活動としていきたい。
5)その他
本校の防災教育について
阪神・淡路大震災の被害を受けた学校として平成11年度から防災科目を開講し、防災・減災について学ぶ「防災と心のケア」を学校設定科目として行っている。阪神・淡路大震災や東日本大震災などを中心とした自然災害について、本校の教員による授業をはじめ、さまざまな外部団体の協力により、講話・体験学習を行い、地域に貢献するため防災マップの作成や地域での防災イベントなどに取り組んでいる。阪神・淡路大震災の震源地から最も近い高校として、その経験と教訓を生かし、地域社会と連携して防災教育を継続・発展させていくことが目標である。
活動内容写真
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講演会の様子
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講演会の様子
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そごう神戸店での実践
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文化祭での実践
講演会の様子
講演会の様子
そごう神戸店での実践
文化祭での実践
活動において工夫した点
学校設定科目「防災と心のケア」の授業の一環として実践したが、本校の特徴で「防災と心のケア」選択者は「社会研究部」という部活動に入ることになっているため、放課後や週休日の活動がしやすく、交通費などの補助も得られやすかった。
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資料なし