ネパールってどんな国?
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自立に向かって
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インタビュー
奨学生のよろこび
自立に向かって
ネパール民主化後、5年目に創立された高橋龍子文化記念センターは、昨年度7年目を終了した。
この間高橋龍子前会長の死去や、地域の政治闘争に巻き込まれるなど様々な紆余曲折を繰り返しながらも、今日までこの活動が継続されてきたことは、関係者一同の日ごろの努力の結果である。
そして高橋清子新会長が母の遺志を継がれて就任されたことによって、最終年度までこの支援活動が継続されることとなり、運営委員会を始め関係者全員が感激を新たにしたところである。
現在残る3年間と共に、10年後のセンター運用計画の具体化が焦点となっている。
何が成果として得られ、何が問題点として残るのか。
十年後この記念センターが、この町や村の中で、この地域の児童生徒や村人のために、どういう役割を果たしていくのか、これまでの活動の中で、何が終わり何を継続させるのか、新しく始めたいものは、何なのか、そのための予算をどうするのか。
自分たちの力でできる事は何か、月例会議で毎回議論されているところである。
開発途上国の自立は、決して単純ではないように思う。残る3年の様々な試行錯誤の中で結論が出ると思う。
これからの運営こそが全ての地域住民たちの真の力が試される時である。
途上国開発のための方程式はどこにも残されていないのだ。
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