ひろば

残しておきたい・・・

齊藤 隆晴
日本文化として残しておきたい「もの」は数多く有り、茶道の中にも沢山残っています。「一期一会」という心も、その一つです。茶を喫する「茶室」は、二つの面を持ち、その一つが使い勝手であり、その他は質素な造りの中にも佇まい、設らえ等の細部に亘る「心配り」によって、その調和の美しさが表現されています。
そして「そこ」に誘う細く奥の空間へ繋がる露地とで織り成す茶の湯の場所「茶室」という茶道具。
その茶室での亭主による「心を持って成す」おもてなし、という接待。装い、振舞い、飾りに気を配る心。この心の文化を残しておきたいですね。

鎌倉大人学生

吉田 寿美
昨年夏、東京から鎌倉浄明寺に移り、地域に出来る事、心の向きの同じ方々を求めて、「風致保存会」「ユネスコ」に参加。
四人の息子も皆社会人となり、私も国内外数社の法人から離れ「鎌倉大人学生」と称し、鎌倉彫・着付け・茶道・書道・英会話・料理・デッサン・ゴスペル・ダンス、そして美術歴史探訪を楽しむ毎日。
15回の引越経験の私は、もう消えてしまったと思っていた夏祭り、三日連日男性も踊る盆踊り、深夜の黒地蔵盆にと、驚きの連続。面白く楽しく美味しい鎌倉は、腰を落ち着けたい土地です。 世界平和は、自身の心の平和と家庭内地域内文化を子孫へ伝え継ぐ事が、自ずとつながって行くと思います。ユネスコの活動から世界を見回し、新たな立ち位置を探してみたいと思っています。

鎌倉市陸上競技協会

伊東 正博
「都道府県対抗駅伝は現在、男子が広島で行われていますが、昭和21年に最初の大会が鎌倉で開催されたのを知ってた?」「世界的に有名な福岡国際マラソンの前身は朝日マラソン。その第8回大会は鎌倉で開催され、日本で初めて外国選手を招待したって知ってた?」「なんでそんなこと知ってるの!」
私は10年前から鎌倉市陸上競技協会の会長をお引き受けしています。きっかけは知的障害者のスペシャルオリンピックスが日本で開催され、鎌倉でトーチランをすることになり、私もそのお手伝いをしましたが、その時に陸上競技協会の協力をいただいたことです。
歴史のある鎌倉の陸上競技の強化を願って努力してきましたが、2月8日開催の市町村対抗かながわ駅伝で鎌倉市の代表チームが30チーム中8位になりました。これは48年ぶりの快挙でした。

パーソナルソング

加藤 峯子
ハープの神秘的な響きが、児童、老人、病人の心身改善に効果が有ると、米国では早くからハープ療法が実施されている。 私もこの10年、小型ハープを車に積んで色々な施設を慰問してきました。今まで、日本では、ハープ療法を含め音楽療法は医学的行為として認められず、最近漸く認知症に効果が有ると、自治体、医療関係者が動き始めました。人は、想い出の曲「パーソナルソング」を聴くと脳の広い領域が活性化し、輝き充実していた時代の心身状態を喚起するので、認知症に効果があると言われます。皆様にとってパーソナルソングは何ですか。

海と山の生活

深尾 徹
赤ん坊の頃より材木座海岸で育ち、今でも生活を続けております。砂浜で貝や海藻を拾い、海辺の散歩を楽しんでいます。また海岸まで歩いて5分ですが、お寺や神社が七ヶ所もあり、外国人がよく我家に寄ります。若い時から登山やキャンプが好きだったので、二十年前に丹沢山地の道志村に山荘を造りました。森に囲まれ空気が新鮮で、湧水を使い、ワラビなどの山菜を採り、薪ストーブで暖をとります。最近は、野生のシカに畑の野菜を食べられてしまいますが、TVも電話もなく、近くの温泉と道志川の散歩、バーベキュ―を楽しみにしています。

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