ひろば

鎌倉ユネスコに参加して

小川 研一
政治を議論するつもりはありませんが、憲法議論が盛んなこの頃、「平和、人権、主権在民」は立憲国家として当然のこと、これと軌を一にするユネスコ活動の意義もここにありやと思います。
平山郁夫画伯を初代会長に仰ぎ、30年近く「平和への祈り」を合言葉に活動されてきた伝統ある鎌倉ユネスコに、今回参加させていただくことは身に余る光栄であります。三人に一人が高齢者となるわが国、鎌倉は県下でも1、2の高齢者が多い町、一方元気な皆様が多く、文化・国際交流活動などにその力を遺憾なく発揮されている元気な町でもあります。微力ながら全力で活動します。よろしくお願いします。

「アナタる?&でじログ、」

鎌倉 真音
↑・・・パソコンが壊れたわけではありません(笑)いつか行き、関わった場所の話題は気になり、自分のアンテナに引っかかる。だれかに聞いたり、興味を持ったことは、スマホで行き方を調べ、人と連絡をとったりする。実際にリアルにアナログに、体験し、触れることは大切で、そうしてはじめてわかることも多い(ここは穴場!と聞いた所に、江ノ電の入場制限で辿り着けない、とか)。それと共に、ささいなきっかけと新たな世界やそこのアナタを結んだり、情報を発信したり、仮想体験だってできる(かつての永福寺が見られる、とか)デジタルもありがたい。世の中に溢れる多様性に感謝。そして?

アンコールワットの旅

佐藤 美智子
昨秋、鴇澤会員のご努力でユネスコサロンに、上智大学の元学長石澤良昭教授による「アンコールワット」のご講演が実現。私はカンボジア復興のために現地の人材を育てながら、長年発掘に携わってこられた先生の私心のないお人柄に感激したのでしたが、その直後、先生ご同行のアンコール旅行があることを知り、この3月に長年の夢を実現すべく参加いたしました。当会員の藤森ご夫妻と吉田寿美子さまも同行。春分には、アンコールワットの塔の尖端に,太陽がかゝるので、それに合わせた旅程が組まれており、早朝から待機して、その瞬間を先生とご一緒に眺められたのは忘れがたい想い出となりました。暑さにもめげず青年のように意気揚々と一つひとつ遺跡をご案内くださる先生の情熱とご健脚ぶりに圧倒された旅となりました。

天馬の子(汗血馬)

福田 六郎
現役時代より蒙古、中央アジア高原の騎馬民族に憧れを抱いておりました。リタイアを契機に一念発起し乗馬技術習得に現在も挑戦しております。「史記」大宛列伝によると、漢の武帝は匈奴との戦いで敵軍の騎馬軍団の機動力に手を焼いていた。「匈奴馬を上回る軍馬が欲しい」。これが当時武帝の最大の願いであり、馬の生地である大宛に遠征軍を派遣、名馬数十頭を含む3千余頭を得た。この名馬とは血のような汗をかく良馬を多く産し、その祖先は「天馬の子」であると云われている。「天馬の子――汗血馬」に一目会いたい!因みに大宛は現在のウズベキスタン、ブハラ・ヒバ地域に当るとされている処です。2012年ウズベキスタン外交20周年「平山郁夫画伯展」ウズベキスタン紀行訪問団に参加「汗血馬」に会えるかも、かすかな望みを抱きつつも日程の関係で実現せず帰途。いつかウズベキスタン再訪をより一層願いつつ中央アジア高原に馬を駆って「汗血馬」に出逢えることを夢見ております。

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