情報ア・ラ・カルト
~和賀江島清掃参加と「鬼剣舞」~
今年は、材木座海岸の国指定史跡和賀江島築港跡の清掃活動40周年記念の年。鎌倉ユネスコ協会は今年も材木座自治連合会の呼掛に応じ、会員7名が五月晴れの5月22日、引潮で姿を現した築港跡と海岸の清掃に参加した。 清掃終了後、八幡宮や鎌倉時代の材木座旧地名和賀の情景を唄う材木座五所神社の「天王唄」の披露に続き、和賀に由縁の岩手県北上市と周辺の和賀地方の伝統民俗文化財「鬼剣舞」が披露された。
鬼の面を付けた鬼剣舞は、勇壮且つ躍動的で観覧者を魅了した。
最後に、鎌倉ユネスコ協会提供の図書券も景品に含めた記念抽選会も大いに盛り上がった。(丸山)
~はじける若さで鎌倉学習~
新緑萌える4月25日、慶応義塾大学ユネスコクラブのメンバー21名が文化財学習で来鎌。代表の好中奈々子さんに率いられた一行、午前10時から市役所で高橋悠子・歴史町づくり推進担当主査から、「世界遺産登録推進について」のご講義を受けた。次いでの訪問は高徳院。同大学教授でもある佐藤孝雄ご住職からは「鎌倉大仏と研究の“曼荼羅”」について沢山のパワーポイント画像に添った2時間余のご講義。『吾妻鏡』から近年大仏殿を訪れたラフカディオ・ハーンやキプリングが著述の中で讃えた大仏殿の紹介。さらにはご専門の考古学研究にも話題が及び、学生たちは瞳を輝かせて聴き入っていた。好中さんたちはこの日の学習成果を9月開催の関東ブロック・ユネスコ研究大会で発表するそうだ。 (尾花)
写真提供・高徳院
バザー余話
今年の献茶会では3ブースを使わせていただけたため、市民の皆さまから寄せられた50体以上の日本人形を並べ、ほとんど完売することができました。面白いのは雛人形。セットでのお買い上げは無理で、お内裏様、三人官女という具合にバラでのお求めに、それぞれの役割を英語やスペイン語での説明に頭を絞る会員たち。例えば五人囃子は『クインテット』という具合に。
ご献品くださる申し出にナビを頼りに車で走り回った会員。沢山の出展品を倉庫から会場まで2台の軽トラックで4往復して運んでくださった清興建設のお二人の社員。バザー終了後残品やゴミの手運びに昨年同様、10人前の力を発揮して下さった深作ヘススさん(松下政経塾36期生)。
立ちずめで点心会場で、お料理提供にご協力くださった日赤Vの友人たち。またバザー前後にユネスコ世界寺子屋運動や東日本地震被災生徒奨学金にご寄付くださった山脇学園高校S44年卒業生有志の皆さまをはじめ、多くの方たちへの感謝でいっぱいです。(久保)