2016年度鎌倉ユネスコ定例総会
~5月21日(土)定例総会が開かれました~
開会のご挨拶
冒頭、佐藤美智子会長がご挨拶された。要旨は次の通りです。 「大勢の会員がこのように集まるのは新年会以来のこと。本日はご多忙のところ松尾市長様にもご出席いただき誠にありがとうございます。 本日の総会では石田理事長の50年先、100年先を考えて鎌倉ユネスコをNPO法人にしておきたいということで、定款を作り、議案として挙げておりますので、私のご挨拶はなるべく短くいたします。昨日、田村会員から手紙が来ました。内容は国立博物館で開催されております「黄金のアフガニスタン」という展覧会についてですが、平山先生はアフガニスタンが安定するまで、アフガニスタンの宝物を預かっておいでになりました。そのことを書いたサンケイ新聞の記事を送ってくださったのです。その記事を書いた人は、平山先生のことをあまりご存じなかったようで、展示物231点のうち平山先生関連の文化財が15点展示されています。故平山画伯が2001年に流失文化財保護日本委員会を設置して、シルクロードの文化財保護を生涯のテーマにしてきたことを初めて知ったと述べているのです。6月19日まで開催されておりますので、会員の人は良い機会ですから、ぜひ先生のご偉業を触れるために、この展覧会においでください」というご案内でした。
松尾市長のご挨拶
「鎌倉ユネスコの佐藤会長、石田理事長をはじめ、皆様には日頃、鎌倉市の青少年育成問題や文化財問題でお世話になっております。この場を借りまして厚く御礼を申し上げます。 ユネスコといいますと「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和の砦を築かなければならない。というユネスコ憲章の前文を思い出します。また鎌倉市は平和都市宣言をしております。これから鎌倉から平和の発信をしていこうとおもいますが、そうすることは大いに意義があると思います。これからの鎌倉ユネスコのますますの発展をお祈りいたします」と述べられました。
第1議案から第6議案まで承認
進行係から「議事に入る前に2名の議長の推薦があります。理事の小倉寛子、渡辺隆両氏を紹介。出席者の承認を得て、第1号~2号議案は渡辺、3号~4号議案は小倉が担当、5号議案は渡辺、6号議案は小倉が担当するということで審議はすすめられた。第1議案は2015年の事業報告。説明役は石田理事長。第2号議案は、その決算報告と監査報告は、関根事務局長と信国監査役が行った。第3号議案は2016年の事業計画案、第4号議案はその予算案の説明。第5号議案は定款の説明。これは石田理事長が行い、NPO化の第一歩を進めた。第6号議案は、補充理事・監事の選任の件であった。新理事:植木典子、小川研一、本岡俊郎。新監事:大崎康博氏を、全体を通して質疑の時間を設けてあったが、特に質疑もなく承認された。
表彰式
次いでシルバー賞(20年勤続者)3会員:浅尾慶一郎、鍋谷信子、池上雅之とブロンズ賞(10年勤続者)6会員:渡辺隆、渡邉恵子、平山弥生、久坂くにえ、鎌倉真音、安齋昌宏の表彰がおこなわれた。
特別記念講演
「文化の多様性と未来世代の権利~ユネスコはどこに向かうべきか?~」と題して服部英二氏の講演があった。(詳細)
懇親会
講演後、同会場で懇親会が開かれた。講演後の興奮した上気した会員が講師を囲んでいろいろと質問をしていたが、総会はトラブルもなく無事終了した。 (鴇澤)