ESDパスポート活動2017年度発表会

ESD・ユネスコスクール委員会

当協会が、ESD(持続可能な開発のための教育)に則る生徒の自発的なボランティア活動を奨励するために、日本ユネスコ協会連盟発行のESDパスポートを2017年度に配布した5校による活動発表会を、1月27日に、安良岡・鎌倉市教育長を来賓として鎌倉商工会議所会議室で開催しました。
昨年度までは鎌倉市のユネスコスクールである横浜国立大学付属鎌倉小学校と同付属鎌倉中学校の2校のみでしたが、今年度は鎌倉市立第一中学校及び北鎌倉女子学園並びに湘南学園(藤沢市ユネスコスクール)の3校が加わって、以下の通りの小学校から高等学校までの多様な発表がなされたことで、相互研鑽の目的には一層有益な発表会となりました。(石田)


◆横浜国立大学付属鎌倉小学校
5年生の3名が、シナリオ、撮影から出演まで全て生徒の自作自演で、リサイクルの仕方等、ごみの問題を学校内外に広く知ってもらうことを目的として製作した映画を上演し、続けてユネスコ委員会の5年生1名と6年生の2名が、箱を工夫したことで回収量が増えたペットボトルキャップの回収作業、ならびに校内ひょうたん池を昨年に続けて植物が順調に育つように生物が行き来しやすいように環境を整えたことを報告した。


◆横浜国立大学付属鎌倉中学校
1年生の2名と2年生の3名が、鎌倉の海岸で年2回ビーチコーミングを実施して漂着物を研究した科学部の活動、並びに同校の帰国生が海外から見た鎌倉の特徴や魅力について学習したことや自分の滞在していた国の文化や生活体験について発表し合ったことを報告した。その後、引率の五十嵐教諭が「総合的な学習」の時間で自己の将来に関わる問題を主体的に解決する能力と態度を育む教育をしている、と補足説明をされた。


◆鎌倉市立第一中学校
引率の古川教諭が学年ごとの成長に合わせた災害対策プログラムを実施していると説明されて後、2年生の2名が、1年生では津波の際にどのように避難するのが良いかの地図作りを、2年生では実際に災害時に避難所の運営に携わってきた方のお話を聞いて避難所の生活の模擬体験を、3年生では本校が避難所になった時に「どのように運営していくか」をテーマにした避難所運営シミユレーションを行っていることを報告した。


◆北鎌倉女子学園高等学校
当日は授業がある生徒に代わって、小泉教頭と小林・鈴木両教諭が活動に関わった生徒が次々に登場するビデオを流されて、環境保全、介護・学童保育補助、イベント手伝いなどで、在校生の半数近くが校外での活動に活発に参加している様子を紹介され、また参加した生徒へのアンケートには、他者のために何かしたことが自分の喜びにもつながった等と書かれ、ボランティア活動の神髄をよく理解していて嬉しいと述べられた。


◆湘南学園高等学校
引率の吉川教諭がユネスコスクールとしての活動を紹介された後社会科サークルの2名が、学校の近くにある江ノ島の周辺で行われた大規模なビーチクリーン活動に参加し、また藤沢市内で取り組まれている「地域でつながるワカモノ×NPOインターンシッププログラム2017」に参加して、NPOで実施している活動について学んだこと、並びに、不動産鑑定士の方々の御協力を受けながら実施した「地域調査」について報告した。


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