2018 鎌倉ユネスコ協会 新年懇親会

鎌倉プリンスホテル・バンケットホール

暦の上では大寒の翌日とは言え、七里ガ浜に面した丘の中腹に位置する鎌倉プリンスホテル周辺は春のきざしを含んだやわらかい陽光が降り注ぎ、そのバンケットホールで1月21日、会員80余名参集のもとに新年懇親会が和やかな華やぎのうちに開かれた。

開会は正午。総合司会は小倉寛子理事。佐藤美智子会長による「平和の鐘」打鐘に続く新春ご挨拶は、NPO法人としての初の新年懇親会にふさわしく、また、今年創立30年を迎える鎌倉ユネスコの抱負と会員一層の活躍を願うスピーチ。
ご来賓を代表しての松尾崇市長は鎌倉ユネスコの、特に青少年を対象とした諸活動に触れて力強い励ましのご挨拶。


続いてこの日の演奏をお願いしたペルー出身・米山リディアさんによる歌唱がイマジン、愛の讃歌、アメイジング・グレイスと続く。
リディアさんは1990年に来日。現在は藤沢カトリック教会救急の会の代表として日本に住む外国人サポート活動に献身。世界各地で「希望の歌声」チャリティコンサートを続け、ペルーの子どもたちの教育・自立支援にも活躍しておられる。鎌倉ユネスコによるペルーワスカランの学校支援活動も熟知。歌唱の合い間の語りに、お人柄がにじんでいて一同感銘。

広瀬晴子会員の発声での乾杯はこの日、体調不全でご欠席ながら松田昌士マケドニア名誉総領事で日ユ協連前会長ご提供のマケドニアワインで。デザートに入ったところで、関根事務局長が新入会員諸氏をご紹介。
当日の圧巻は民族衣装に着替えたリディアさんが、司会から指名された男性会員3人との「コンドルは飛んで行く」に合わせたフォークダンスのご披露。ステップがかなりむずかしく、戸惑う男性たちの踊りが会場の爆笑を誘う。最後は佐藤会長のご好意で各テーブルに配られた鎌倉大仏殿ラベルの限定鎌倉ビールをジャンケンで競り合う一幕があり、そこここで笑い声が挙がるなか、石田理事長挨拶で15時に閉会した。(尾花)


◆新年懇親会での初会見叶わず
湘南地区に住む女性たちと共にタンスに眠っている和服を帽子とお揃いのオシャレなコートやワンピースなどに仕立てて展示即売会を開いている鎌倉在住の前田和子さんから、ことしも34万円が日本ユネスコ協会連盟の「東日本大震災支援奨学金」に寄託されました。
3・11大震災後、朝日新聞紙上で松田昌士日ユ協連会長(当時)の寄稿を読んで「確かな受け手に届く信頼感に触発されて」、2012年から毎年、即売会でのご自身の作品売り上げ金を同奨学金に寄託くださっている前田さん。支援総額は130万円余に。
お仲間で自宅でのガレージセールなどの収益を毎年おなじ基金にご寄付の大磯在住・山田幸枝さんからも、ことし3万円余が寄せられました。一度、松田さんに会ってお礼をお伝えしたいと、ことしの新年懇親会出席を期していた前田さんだったが、松田・前田のお二人が、直前に体調崩してのご欠席。初会見は見送りに。(尾花)


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