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「アスラン」代表 ナセル恵利子氏

小町通りのアスラン鎌倉店にナセル恵利子氏を訪ねた。彼女は元々「京都、奈良」が大好きで、学生時代には東京と明日香を何度も往復していたほどの明日香ファン。そこからシルクロードに魅せられて、中近東へとつながり、パキスタン人のご主人との出会いがあった。45年前、ご主人のナセル氏が日本でペルシャ絨毯の輸入を始め、共に仕事をして40年余り。その頃の日本は手織りの物が出回っていなかった時代。でも、ご主人は、「日本人には繊細なペルシャ絨毯の美しさや良さがわかる感性がある。」との信念を持ち続け、苦しい時代も乗り越えて、ペルシャ絨毯を日本に紹介してきた。
5000年の歴史を持つと言っても過言ではないペルシャ絨毯は、人力を超えるエネルギーと良い空気を与えてくれる。殺伐とした砂漠が永遠と続くイランでペルシャ絨毯が誕生した。
その砂漠の中で僅かな緑オアシスに楽園を見出して、大自然を、そしてその喜びが一つ一つ織込まれていくペルシャ絨毯は古代ペルシャから現代まで、特別に価値のある美術工芸品として認められ愛されてきた。クラシックな雰囲気にもモダンな様式にもぴったり合うその魅力は、決して値段ではなく、各自それぞれの好み、用途そして何より相性がいいと、何世代にもわたって味わい、大事に愛されている。
今は3人のお子様の子育ても終えこれからも、ご主人とお二人で小規模でも本当に良い物を仕入れてペルシャ絨毯を愛してくださる日本の方々に紹介していきたいとおっしゃる目は輝いていた。神社仏閣が多く、自分の好きな鎌倉にお店を出して21年、この地で仕事ができることに幸せを感じている。敬虔なイスラム教徒として、日々、感謝の祈りを大切にしている。宗教、宗派を超えて、平和の祈りを大切にする鎌倉、そして世界平和への貢献をモットーとする鎌倉ユネスコにこれからも協力したいと熱く語って頂きました。(植木、長嶋)


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