いい音楽を聴く会
~鎌倉円覚寺で聞く胡弓の調べ~
(社)日本ユネスコ協会連盟と鎌倉ユネスコが後援した第2回「いい音楽を聴く会」は、8月23日、円覚寺塔頭「壽徳庵」において午前と午後の2回開催された。
プログラムは講話「円覚寺と鎌倉仏教文化」と胡弓の演奏の組合せ。
演奏者は、中国生まれの胡弓の名手陳臻(ちんしん)氏とピアニストの岩崎万里子さん。
曲目は紅楼夢、夜来香、NHK「シルクロード」より絲綢之路アメイジンググレイス、愛の賛歌などポピュラーな胡弓向きの曲ばかり。
今年は冷夏とはいわれてきたが、8月下旬のコンサートであるため、観客動員に不安を感じていた。しかし、演奏1ヶ月前に完売。 お知らせが遅れた鎌ユ会員は申し込んでもキャンセル待ちという状態であった。 当日は円覚寺の林間を吹き抜ける自然の風と蝉しぐれの中の演奏で胡弓を聴く場所としては最高。遠く鎌倉時代の開祖、無学祖元の来日などを想いうかべていた。さわやかな音楽会だった。尚、この日の収益(41,863円)は後日ユネスコ活動へと鎌倉ユネスコ経緯で日ユへ寄付された。