情報ア・ラ・カルト
~平山会長“朝日賞”受賞パーティ~
学術・芸術などの分野で傑出した業績を挙げた個人・団体に贈られる“朝日賞”2003年度の贈呈式と祝賀パーティが1月28日、帝国ホテルで行われました。
今回の受賞者は平山郁夫画伯に作家の丸谷才一氏ら4氏。
平山画伯の受賞理由は「画家としての長年の業績と文化遺産保全への国際的貢献」。1962年に第1回ユネスコ・フェローシップを受けて初渡欧以来、シルクロード取材の旅を重ねること190回。
その画業は'01年に奈良薬師寺「大唐西域壁画」へと結実。バーミアンの東西大仏がタリバーンによって爆破されて以降は戦火や内乱で他境に流出する文化財の保護を国際的に訴え、ユネスコとの連携の道を切り拓き「流出文化財保護日本委員会」を立ち上げた。
一日も早く、それらの文化財を生まれた故郷に返還できる環境づくりをめざし、当該国への支援を惜しまない画伯。ユネスコ関係者にとって誇らしくも嬉しい祝賀会でした。
~とり持った縁に朗報~
一年ほど前のことでした。
ブラジルの世界遺産セラ・ダ・カピバラ国立公園のことを教えてほしいと、一人の男性が訪ねていらっしゃいました
。識字支援で現地を訪ねた会員たちが、1万年前のすばらしい岩絵群や、その地で貧しい子らのために自力で学校を運営している考古学者ギドン博士のことなど語りました。
このほど、その男性・野崎文男さん(FDP記録映画製作所)からお便りが。
「行ってきました。新聞に記事を書きましたのでお送り致します。近き将来、記録映画を撮ることになります。ギドン博士、大変喜んでいました」の文に添えて現地発行「サンパウロ新聞」と写真(中央ギドン博士と野崎さん)が同封されていました。
新聞は昨秋発行、2号にわたり国立公園の紹介と、ギドン博士の活動を日本で支援している井上アメリアさんインタビュー記事が大きく報じられています。
広いブラジルゆえに、ブラジルに住む人びとでさえセラ・ダ・カピバラを知らない人が多かったことを思うにつけ、こうして現地の新聞で大きく紹介され、記録映画も作られるとの朗報になにか嬉しさひとしおです。
~ネパールの子らへとご寄付に感謝~
ネパールの子らへとご寄付に感謝鎌倉ユネスコ協会は“ユネスコ世界寺子屋運動”の一環で支援してきたネパールのおしゃかさま誕生地ルンビニに新しい寺子屋が完成するのを機会に3月6日、スタディツアーを派遣しますが、下記のかたがたから現地支援の一助にとご寄付をいただきました。
バザーへの献品に手描きレターセットを寄せてくださっている佐藤美代子さんから10,000円。
野田の湯に置いていただいている募金箱に武田なか、熊谷八重子さん他から5,670円。
岩瀬在住の岡江照子さんから5,000円。