ハーイ、こんにちは
~(株)イーエムジャパン代表取締役 信国 祐介さん~
鎌ユの法人会員、イーエムジャパン 代表の信國さんの名刺には「EMで人も地球も蘇る!」と印刷されている。
EMとは何の略字なのか。
Effective Microorganisms つまり有用微生物群 のこと。乳酸菌、酵母、光合成菌など 約80種類の微生物群が、ミクロの世界で仲良く共生し、人間の為に善玉菌として作用してくれるという夢の菌の名前である。
信國 祐介さん
当初は、農業用の土壌改良 剤として開発されたが、今や、あらゆる用途に広がっているというお話で、大船駅前のビルにあるEMショップ「地天」に伺った。
棚に並んだ様々な商品。坑酸化力の強いEM菌を利用して、有機農業資材、食品、洗剤、化粧品、台所用品、衣類まで在る。EM原液は糖蜜を原料として培養され、その応用製品は、無限にある。
ここでは、好気性菌と嫌気性菌が上手に相互作用し、環境を汚さない。台所の生ごみも、米ヌカとEM菌を混ぜた「ぼかし」をふりかけ数日後、立派な有機肥料となる。それを鋤きこんだ土は、ふかふかになり、美味しい野菜や、美しい花を育てる。農薬と化学肥料の投与で痩せていく農地。
本来の土の力を蘇らせたいと研究されていた琉球大学教授の比嘉照夫氏が発見したEM菌を使った自然農法は、全国に、そして世界120ヶ国へと広がっている。土壌ばかりでなく、水質を改善し、食料増収に貢献しているEM菌は、パキスタンの塩害で悩む土地を実り豊かな農地に変え、ナイロビのスラム街の衛生を改善し、中国の湖の汚染を浄化している。
元商社マンだった信國さんとEM菌との出会いは、12年前に遡る。人生の後半は何か人の為になる事をしたいと思っていた時、比嘉教授の講演を聞き、即、脱サラ、EM菌の販売を担当するイーエムジャパンを立ち上げた。
バブル時代の終わり頃より、環境によいEM菌が注目され営業が伸びた。「EMで人も地球も蘇った!」という日が来るのもそう遠くはないと確信する信國さんも、鎌ユとのおつきあいは4年になる。 ネパールスタディツアーで訪れた寺子屋で、EM菌栽培の野菜が、お母さん達によって供されたエピソードをお話すると、とても喜んでくださった。
先ずは初心者向けの「ぼかし」を使った生ゴミリサイクル講習会と、毎週水曜日に届く産直のEM野菜を食べに「地天」へお出かけください。