ハーイ、こんにちは
~鎌ユホームページ担当 沢辺由紀子さん~
ここ数年、世界中へタイムリーに情報発信する手段として、インターネットの普及はめざましい。
これを受けて鎌倉ユネスコ協会では、昨夏ホームペ―ジ(HP)をリニューアルした。
大変行き届いていて、活動内容がわかりやすく伝えられている。
トップページはカラフルな写真が数枚、いきいきと楽しそうな活動風景がまっすぐにとびこんでくる。
このHPに発足当時から関わって下さっている方が沢辺さん。鎌ユ入会のきっかけから伺った。
鎌倉私立幼稚園父母の会連合会の会長を務めていた時、「子育てに専念している自分たち母親にも行政の子育て支援を」と関係先に陳情活動を行った。
その活動中、鎌ユの理事を市議と思い込んで、繰り返しお願いの挨拶をしているうちに、この理事から鎌ユに誘われた。「入会のきっかけは純粋じゃなかったんですよ」と微笑む。
ご主人の仕事で神戸に転居してから地域活動はさらに開花した。PTAの広報委員長として手がけた広報誌が、神戸市PTAのコンクールで一等賞を受賞。
「鎌ユで遺跡見学会に参加して歴史のロマンに魅せられました」と。この地域は平安時代の古文書などを代々保管している旧家が多い土地柄。
小学校の一室には、「郷土資料室」があった。ここに長年忘れられたままになっていた古道具類にスポットを当てた。これら古道具を通して地域の歴史を学び広報誌に掲載して、これが評価された。再び転勤で埼玉県に転居。
ここでご主人が大病をなさった。「この時大勢の人に助けられました。今度は自分が役立つことをして恩返しをしよう」。学校へ通ってHPの勉強をされた。
さらに知識を深め鎌ユHPのリニューアルにつながっていく。HPの中には、平山画伯の絵葉書販売コーナーがある。沢辺さんはこのコ―ナーに大変力を入れてくださっている。画面に12枚の絵が登場すると、そこはまさに森厳なる平山画伯の世界となる。
ここから購入ができる。遠く山口県からも注文があった。
「全国のたくさんの人に、もっともっと買っていただきたい」。
そして「このHPを活動に役立つようにさらに育てていきたい」と心強い抱負も。さりげなく語る姿は、ほのぼのと優しい。
しかし子供や社会のことを思う気持ちは熱く、真摯で堅実。加えて行動力がある。一層活躍を期待できる方である。是非HPをご覧ください。 (文 関根・写真 岡野)