「書きそんじハガキで寺子屋を」キャンペーン
~全県下から総額438万円余のご協力!~
書きそんじたり未使用のハガキを郵便局で切手に交換し、その切手を企業に買い取っていただいた資金で寺子屋を建てよう。戦争・貧困などで学校に行けない途上国のひとびとのために、との呼びかけに、今年驚異的な協力の輪が広がった。以下は熱い感謝を込めてのレポートです。(森井曠雄)
~郵便受けパンクの嬉しい悲鳴>~
キャンペーンは昨年暮れにスタート。最初はポツポツだった反響が今年1月中旬、朝日新聞、神奈川新聞やタウンニュース紙が二度三度と報道して下さった直後から、我が家の郵便受けは大ブレーク。ついには専用ボックスを置く。受託した封筒や小包の総数は1,704通に達した。
~ハガキは9種、切手は47種類~
ハガキは昭和20年代に使われていた4円から現在の50円まで総枚数63,816枚。
未使用切手は1円から1000円切手まで実に47種類、総枚数34,663枚が寄せられた。
これらの仕分け作業は11日間、延べ99人の会員や友人が参加。作業会場を山ノ内公会堂が,駐車場を円覚寺の帰源院様がご協力くださったのも有難い限りだった。
~胸に迫るメッセージの数々~
ほとんどに「少しでもお役に立てば」のメッセージが添えられ、最も多かったのは「ユネスコが寺子屋運動[識字支援]やってるのを初めて知り、書きそんじハガキがお役にたつことに感銘」のご指摘。日頃の広報活動の在り様を猛反省した。作業をしている会員の手が止まり涙ぐんでいるのは、ご遺族から「父(あるいは母)の遺品です」のお手紙が出てきたとき。
最高のハガキ枚数を献品くださった横浜雙葉小の生徒代表・小佐間さんの手紙には先生からお話を聞き「これなら私達でも協力できると全校生徒に呼びかけました」とあり928枚のハガキが。切手で最高は藤沢在住女性からの額面30万円余でした。
~アフガンの寺子屋建設に寄託~
結局郵便局の手数料318,362円を引いて、支援総額は下記図表の通り438万円余。この全額をユネスコ世界寺子屋運動を総括管理運営している公益社団法人日本ユネスコ協会連盟に寄託。戦禍復興に苦闘しているアフガニスタン・カブール13地区に新設の寺子屋建設費として指定寄付を決めました。新しい寺子屋は今夏完成予定。その校舎には「鎌倉ユネスコ協会・書きそんじハガキキャンペーン募金提供」の銘板が掲げられることでしょう。
日ユに寄託予定金額内訳
はがき | 2,773,793円(63,816枚) |
切手 | 1,433,836円(34,663枚) |
その他 | 174,860円(現金137,000円含) |
合計 | 支援総額4,382,489円 |
~ハガキ回収に協力してくださった各学校に感謝~
[鎌倉市立小学校]植木/小坂/腰越/七里ガ浜/西鎌倉/深沢/富士塚 [鎌倉市立中学校]岩瀬/第一 [私立小・中・高校]横浜雙葉小/鎌倉女学院中・高/清泉女学院中・高/―以上12校―