新年会
~1月11日鎌倉パークホテルにて開催されました~
参加人数は91名。司会は会員の中村昭子さん。
開会と同時に、小倉薫雄氏のギター・大原潤氏のベースによる演奏が始まる。出席者全員ご存知の「黒いオルフェ」を中心とする演奏で、パーティらしい雰囲気になった。
佐藤会長が、まず鎌倉ユネスコが昨年導入した「平和の鐘」を鳴らして登壇。「平和の鐘」製作者の神澤会員を紹介。来賓の松田昌士日ユ会長、平山美知子名誉会員、松尾崇鎌倉市長、中村省司県会議員など皆さまを紹介。
鎌倉ユネスコ協会25周年の昨年一年間を振り返った。「書きそんじハガキ」の寄付金が、アフガニスタンの寺子屋建設に役立ったこと、夏の「アジアユースオーケストラの招聘」で、鎌倉芸術館大ホールを満員にしたこと、しかも2泊3日のホームステイが実現して、指揮者のパンチャス氏が心から感謝したこと。秋にはバスで八ヶ岳の平山郁夫シルクロード美術館を訪問したこと。更に「平和の鐘運動」で、鎌倉の寺院と教会の鐘を鳴らしたこと。12月にはフィンランドからやってきたサンタクロースのプロジェクトが無事終わったこと。最後に3月8-9日実施の「中部東ブロック・ユネスコ活動研究大会in 鎌倉」の準備等に触れて総括され、新年のご挨拶をされた。
メインテーブルのゲストを尾花副理事長がインタビュー形式で紹介。今回初めての方は日ユの織田勝美総務部長、かまくら春秋社の伊藤玄二郎氏など。一番若い会員としてユネスコスクールで学ぶ中学2年の須藤亜佑美さんを紹介。亜佑美さんは国連に関心があると述べて拍手を浴びました。
松尾鎌倉市長のご挨拶
市長は、世界遺産登録の件は残念な結果になりましたが、これからも日本の文化都市から、世界の文化都市への努力をいたしますとご挨拶。
日本ユネスコ協会連盟の松田会長ご挨拶
NY滞在の鎌倉ユネスコ会員の小澤真智子さんが演奏で得た収益を日本ユネスコ協会連盟を通して、東日本大震災の被災した児童への学習支援奨学金に寄付したことへの感謝状を母親の小澤会員に贈られました。
続いて、松田会長は「三つのお礼を申し上げたい。一つは今の感謝状でお判りの東日本大震災で家を失い、親を失った子供たちが岩手、宮城、福島の三県で6000人います。この学習支援奨学金は当初20億円ぐらいと思っていたが、年末までに54億円集まったと。ユネスコはその結果をきちんと皆さんに報告、オープンにしています。二つ目は協会連盟は、公益法人にしましたが、いま三つの委員会を作り3月ぐらいまでに新しい方向を探りたい。最後は若い人のために、100名単位の海外体験派遣制度を作りたい」と。
その後出席している今年度入会の新会員をご紹介し、最後は恒例のビンゴゲーム。
賞品の目玉は、平山夫人提供による平山画伯の額絵「山梨富士」と佐藤会長提供の平山画伯のらくだの絵をラベルに貼った限定品ワイン30本。
中学2年生の亜佑美さんに手伝ってもらって、賞品と舞台を飾った栗村理事の「迎春」の花を手にした会員たちの笑顔で新年懇親会は終了した。 (鴇澤)