アフガニスタンから表敬訪問

来日中のカブール事務所のアレフ・ハシミ所長と、ヤマ・フェロジ職員

去る7月5日高徳院客殿にアフガニスタンから2名のお客様をお迎えした。

カブール事務所長 アレフ・ハシミ氏とヤマ・フェロジ職員です。

通訳は日本ユネスコ協会連盟の関口広隆氏。アフガニスタンからのお客様を囲んでお迎えする方は、佐藤会長以下7名。

まず、佐藤会長の歓迎のあいさつから始まった。次いでハシミ所長からのお話が始まったが特に印象深い話を報告する。「本日はお招きいただいてありがとうございます。風景が綺麗なのはもちろんですが、皆さまの気持ちも美しい。

教育はすべての発展の基礎になります。例えば、経済、政治、文化、社会などの基礎です。

日本は教育支援ではトップの国です。アフガニスタンの村では教育を受ける機会がありません。特に女性は少ないのですが、寺子屋では75%は女性です」。

続いてフェロジ職員がパソコンを使って説明された。

・カブール郊外の国内難民のキャンプの映像。

・配給を受ける人の登録とIDカード、その名簿によって配給を受けるシステム。

・カプールの13地区の寺子屋(鎌倉ユネスコの寄付)

・アフガニスタンは多民族国家であるため民族の分布に合わせて寺子屋を作っている。

・パシュトゥーン人は南部に住み、タジク人は北部に、ハザラ人(蒙古系)はアフガンの中央から西部に住む。

・ウズベク人、トルクメン人など。特に大きな4つの民族は、民族間の争いは収まっている。

・公用語はパシュトゥー語とダリ語

・宗教はイスラム教

・平均寿命40歳ぐらい。

・職業訓練所:最初の6か月は基礎訓練、次いで商品を作る。

スタディツアーの可能性の質問に、バーミアンにもシルクロードホテルができた。戦火が収まれば可能である、との返事。

バーミアンの大仏復興の動きが現地にもあるが、政府は認めず、別の場所にするようにという方針を出している。

最後に、記念写真を撮っておひらきとなった。(鴇澤)

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