No.214                        2005.2.9

橋をかける
 
目黒ユネスコ協会会長 加藤玲子
 題名の「橋をかける」とは、1998年、インドで開催された国際児童図書評議委員会・世界大会でビデオテープにより上映された美智子皇后様のご講演の題名である。美智子様は、このご講演のなかで、「橋をかける」ことが、いかに大切かを、やさしく説いておられる。収録によるとほんの6行ではあるが、それは、感動的な言葉として私の胸に迫る。
 
 私たちの活動は、ささやかでもよい。できるところから「ユネスコの精神を基に人びとの平和な営みに役立つこと」をしたいと、多くのボランティアが日々関わり、推進している。それは、まさに民族や、国境を越えて人と人との間に、行政と民間との間に「橋をかける」仕事でもある。
 4月25日(月)、この地に住む人びと、この地で仕事に携わるひとびと、企業、グループ、みんなが心を一つにして「スマトラ沖地震、津波の災害支援のために力をよせあおう」との掛け声のもとに、チャリティーコンサートを開催する運びとなった。一つ一つの小さな橋をかけることが、どこまで行っても大切な始めの仕事と改めて思いをいたす。
 
 目黒育ちの青年によるピアノとサクソフォンの演奏会だ。曲目は、ちょっとくだけてガーシュインのなじみのメロディーも響く。小さな趣味のグループも街の花屋さんも焼き鳥やさんも同窓会も、そして、企業も協力していただけると嬉しい。みんなで支え合い、互いに橋をかけあうことが、やがて地域を、世界を一つにする道につながることだろう。
 
           チャリティーコンサートの詳細:4ページ参照
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 橋をかける                        ・・・・・・・・・・・・・・・・1頁
 新年会・成人式で寺子屋募金・子どもの詩集「道・明日へ」   ・・・・2頁
 通常総会予告・リトリート一新します・津波災害募金のお願い他 ・・・3頁
 お知らせと予定                              ・・・・4頁

 

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