会場入り口のポスター
当日は好天に恵まれ、開場の1時間以上も前から、この日を楽しみにしていたお客様100人ほどの行列ができました。
開店を待つお客様の列
10時半の会場と同時に待ちかねたお客様は我先にお目当ての商品コーナーへ。会場内はアッという間に満員状態です。
開店間もなく店内は満員状態
バザーコーナーには、寝具類、アクセサリー類、瀬戸物類、キッズ用品、文具、衣料品、和服類、雑貨類、生花、野菜・果物、加工食品、そして講評の盛岡ユ協会員が丹精込めて漬け込んだ胡瓜の粕漬け「ユネスコ漬」など6,300点ほどの商品が多彩に所狭しと並びます。玄関脇では加工肉製品とたこ焼きも販売されました。
お目当てのもの見つかりましたか
正午には「ミニミニディスカントセール」が始まります。これは協賛企業さんから寄贈を受けた商品券やギフト券を正価のほぼ半額で販売するもので、購入希望者が商品数より多いときはジャンケンや割箸でのクジ引きで買手を決めます。嬌声が響き賑やかです。
ミニミニデスカウントセールに嬌声響く
12時半には「手作りパン」が届きます。これは盛岡ユネスコ協会の有志会員が2日前日から仕込み焼き上げたもので、被災地支援に寄付をお願いし、寄付を頂いた方にお礼として差し上げるもの。これもアッという間に品切れとなりました。
一角の喫茶コーナーではネパールティーが振舞われ、買い物に疲れたお客様はホッと一息入れていました。午後2時の閉店までに300人を超すお客様が途切れることなく来店してくれました。対応の盛岡ユ協会員は、二日前の会場用備品の搬入から、前日の売り場設営に値段付けと作業が続き疲れているなかに、何故か自然と笑顔のこぼれる触れ合いのバザーでした。
盛岡ユネスコ協会は今年創立70周年を迎え、これを記念して「国際理解」を標榜したバザーとし、ネパールなどからの留学生述べ30人ほどが社会研修を兼ねて準備の段階からお手伝いをしてくれました。
留学生もお手伝い
打鐘するミッシェールさん
初め、全員で「ユネスコ憲章」を唱和、次いで工藤会長はじめ盛岡ユネスコ協会関係者5名が打鐘、続いて協賛団体から㈱いわちく代表が、そして、今年は盛岡ユネスコ協会創立70周年であり、これを記念し「国際理解」をより進めようと、ベトナムからの留学生2名が、そして、最後に市民公募のナブチマー・ミッシェールさんが力一杯鐘を突きました。
ミッシェールさんは12年前にモンゴルから盛岡に留学生として来盛し、縁あって盛岡の方に嫁がれた女性です。
打鐘を終えて
東京大会参加の会員諸氏
大会第一日目は、冷房設備のある体育館での開会式、オープニングへと進むが、多彩なメニューでさすが東京開催ならではの内容であり、盛りだくさんの研究大会であった。
ディスカッション「寺子屋は途上国の人びとに何をもたらすことができたか― 学習者の声を聴く」は、識字学習者、復学支援学習者のその後の様子を当事者から直接伺うことができ感動を覚えた。
アフガニスタンの男性は現在、中学校の校長、ネパールの女性は市議会議員、カンボジアの女子は高校生として復学中であり、将来が期待される。いずれも同時通訳で伝えられ、「世界寺子屋運動」へ協力している盛岡ユネスコ協会としての活動の成果と捉えることができたと感じた瞬間であった。
基調講演「SDGs実現に向けての識字・NFEの役割」と題して、識字専門家で元ユネスコ生涯学習研究所勤務のウルリケ・ハネマン女史の講演は、同時通訳で行われ「SDGs」を十分に理解していて始めて納得のいく内容だったように思われる。今後はさらに急激な社会の変化への対応が望まれるため、自ら学ぼうとする生涯学習の必要性を示唆されたものと感じられた。パネルディスカッション、総括セッション共に共通する部分が多く、いずれにしても教育の重要性を再認識させられた思いである。
大会第二日目の基調講演「2019年 寅さんの学校論」は、山田洋次監督の「寅さん」を通して語られた学校論であった。「学校」の一部を映写しながら夜間中学に焦点をあて、教育の貧困や外国人ルーツの生徒が激増している中での今後の教育の在り方を示唆するものであった。山田洋次監督の寅さんシリーズ50本目となる「男はつらいよ 50 お帰り寅さん」が12月27日の封切が待たれます。
体育館いっぱいに絵を並べて
今年は盛岡ユネスコ協会創立70周年に当たり、これを記念して国際理解を進めるべく「特別賞」を設けました。慎重審査の結果、優秀賞9点・特別賞3点・金賞8点・銀賞13点・銅賞24点の各賞と入選作155点、計212点が選ばれました。
審査を終えてホッとするスタッフ
なお、今年度から協賛企業として㈱テレビ岩手さん、㈱東北銀行さんに参加いただき、協賛金を出捐いただきました。
今年も入選作を絵柄としたカレンダーを制作し頒布します。
日本ユネスコ協会連盟会長賞 | 小成 貴紀君(市立下橋中学校3年) 『冬の岩手県公会堂』 |
盛岡ユネスコ協会長賞 | 舘下 和歩 君(市立厨川小学校2年) 『じまんのくじゃく』 |
盛岡市長賞 | 笹森 崇太君(市立大新小学校4年) 『花火がみえる川の近くの石からはえた木』 |
盛岡市教育委員会教育長賞 | 熊谷 将希君(市立厨川小学校2年) 『ペンギンにえさを あげたよ』 |
北日本銀行賞 | 鈴木 千夏君(市立松園小学校1年) 『どうぶつのみんな なかよし』 |
岩手日報社賞 | 嶋田 健太郎君(市立仙北小学校3年) 『ハチャメチャワイワイ舟っこ流し』 |
岩手銀行賞 | 及川 梓さん(市立仙北小学校6年) 『町を見守る神様のいる神社』 |
テレビ岩手賞 | 大場 よつは さん(市立仙北小学校6年) 『激しく!流れろ!北上川!』 |
東北銀行賞 | 津川 志寿君(市立大新小学校3年) 『夜の虫の食事』 |
特別賞 | 蘆 思橋 さん(市立上田小学校6年) 『春の光の下で』 |
特別賞 | ザミットクタヤ・瑠海君(市立上田小学校3年) 『岩手山に陽がしずむ』 |
特別賞 | ウーガンバセル・スンデマーさん(市立上田小学校4年) 『チャグチャグ馬子』 |
ア)第19回「チャリティーバザー」開催について
元年9月25日(水) 物品販売10:30~14:00
イ)第13回「絵で伝えよう!わたしの町のたからもの」展
作品審査 10月7日(月)10時~ 都南体育館
絵画展 11月15日(金)~17日(日)
TVいわて 表彰式 17日 14時~ TVいわてごきげんホール
ウ)「平和の鐘を鳴らそう」 9月24日(火)時鐘堂
エ)「書きそんじハガキ学校キャンペーン」 1月~3月
オ)「世界のカレンダー展」提供依頼 搬入日 1月2日
開催日 1月3日(木)~5日(土)カワトクDP
その他)2019東北・岩手県大会in遠野への参加について
開催日 10月19日(土)~20日(日)あえりあ遠野
盛岡ユネスコ協会は 原則19日の日帰り参加
:元年度第2回講演会及び会員交流会について
理事会~バザー従事用エプロンの選定