Morioka UNESCO Association
盛岡ユネスコ協会

活動レポート

Date.2021.04-06版

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団体会員紹介

株式会社みちのくあかね会

羊毛を染め、手で紡ぎ、丁寧に織る。「みちのくあかね会」は女性の働く場を創出するため昭和33年に「盛岡婦人共同作業所」として発足し、昭和37年に「株式会社みちのくあかね会」が設立されました。

創業60年を目前にした現在、手をかけ時間をかけた織物の持つ豊かな素材感と温もりを、そして代々の先輩より受け継いだ確かな技術と知識の集積を、盛岡より未来へと伝える使命を胸に、「古き良き」と「新しき」のハイブリットを目指して進んでおります。

今後ともどうぞご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます。

令和3年度第1回理事会の結果

6月25日第1回理事会が開催され、13名の理事が出席して、協議、意見の交換を行いました。

1.2021(令和3)年度定期総会は書面審議・表決で行う。
2.主な事業の推進

・「平和の鐘を鳴らそう」9月29日(水)開催予定。
・バザーは「SDGsユネスコバザー」として9月29日(水)開催予定。
・たからもの絵画展は11月26日(金)~28日(日)テレビ岩手で開催予定。
・2021年度東北ブロック活動研究青森大会は10月16日(土)青森市アラスカ会館にて開催予定。

「輪」つれづれに思うこと

澤田 由佳子

私は釜石出身、大のラグビーファンである。ワールドカップは2019年の日本大会だけではなく、1999年のウェールズ大会、2015年のイングランド大会も観戦した。イングランドは、釜石市で東日本大震災を経験した中学生6人の引率をさせもらったもの。その一人は高校2年生のとき、釜石のスタジアムのオープンにあたり「釡石は、世界とつながる。今、私がしなければならないことは、あのとき、釡石のために支援をしてくれた日本中の、そして世界中の人たちにあらためて感謝の思いを伝えることだと思う。」と宣言した。

また、若干19歳で2020−21シーズン、岩手ビッグブルズの通訳を務めた彼も派遣のメンバーの一人。新型コロナウイルスの影響でアメリカの大学への留学ができない中「英語を使い、恩を返したい。」と、チームに飛び込んだとのこと。黒北の選手として花園に出場した子もいる。他のメンバーもそれぞれがんばってくれていて、とてもうれしい。

ラグビーで「釜石、がんばれ!」という声援を聞くと、自分まで励まされているように感じる。親友の旦那様が地元ラグビーチームのGM。彼女のおかげでおもしろい、楽しい経験をさせてもらっている。これからも少しがんばり、元気に平和に暮らしていきたい。

コロナの対策に「戦争」という言葉を使う人もいる。生きている間には遭わないだろうと思っていた「津波」と「戦争」。今も、水害等で被災された地域のニュースを見ると、胸が痛くなる。自然災害の減災はできても、完全な防災はどんなに努力しても不可能であろう。

自分は落第の地方公務員だったが、公務員の一番の仕事は「住民の安全(生命)を守ること」であり、「できるだけ備える、生き残った人が『あの時、死んでいればよかった。』と思うことなどなく、その後の苦労を少しでも軽減し生きていきやすくする取組みをすること」だと思っている。

一方、「戦争」は人間の知恵や努力で防ぐことができるはず。「平和と公正をすべての人に」祈る。