盛岡ユネスコ協会 会長 工藤 昌雄
新型コロナウイルスの第8波が収束傾向にあり、例年行っている通常のユネスコの活動が回復してきていることは大変嬉しい限りです。会員の皆さんには、本年度もご支援ご協力をよろしくお願い申し上げます。
一方、このような中でも、現在、昨年の2月24日に始まったロシアによるウクライナ侵攻は解決することなく泥沼化し、ウクライナも領土解放を目指して反転攻勢を行うなど、戦況は激化の一途を辿ており、兵士のみならず子供や女性、高齢者を含む一般の市民の方々など多数の犠牲者が出ています。
同様にロシアによる子供の連れ去りが問題化し、約2万人以上もの子供の所在が不明となっており、ICC(国際刑事裁判所)は、国際法上の戦争犯罪にあたるとしてプーチン大統領やロシア政府関係者に逮捕状を出しています。非常に心が痛む報道が連日続いています。
私達ユネスコ会員の活動の原点は、ユネスコ憲章にある「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない」であり、戦争のない世界の平和の実現であって、戦争によって生命や身体が危機に晒され、自由や財産等を失い、平和な日常の生活が奪われている人々への支援と救済です。今回も会員の皆さんには多くの支援金等を多数ご寄付いただき感謝に堪えませんが、同時にユネスコ会員としてだけでなく世界の一市民としても戦争に反対する声を上げ続けていきたいと思っています。
このたび5月19日から21日まで広島で開催されたG7 広島サミットは、世界に向けた非常に意義ある平和のメッセージの発信となりましたが、私達も戦争に反対し、世界の平和を求めるユネスコの活動の輪をさらに大きく広げていきたいと思っておりますので、今年度も会員の皆さんには今後ともより一層の活動へのご支援ご協力をよろしくお願いいたします。
総会は、第1回理事会(5月26日(金)開催)にて総会に付議すべき事項として承認された議案が提案され、各議案とも提案通り承認可決されました。
※ 令和5年7月18日現在の会員数
・個人会員 101 名
・団体会員 13 団体
最初に司会役が「たからもの絵画展をアピール」模範を示し、ジャンケンで負けた田中副会長がトップバッター。
途中で米内会員は発言し退席。
以後、太田原顧問、工藤会長、そして退席する
菊田、藤田、岡田、谷藤会員と続き、B卓へ。
本間、藤元、佐々木、太田原(おおたはら)、千葉、佐藤会員と続き、C卓へ。
西野、足沢、和田、小守林副会長で一巡。
司会者の指名で工藤会長の「一本締め」で終了。
入会時のこと、バザーの繁盛と今後の心配、ユネスコは敷居が高い、一般人の視点での活動を、・・・短い時間であったが貴重な意見満載・有意義な茶話会。「とても良かったな!」
佐々木 嘉直
たからもの委員長の軽妙な司会で皆さんのお話しを聞き、今迄いかに「みんなの力」で乗り越えてきたか、その想いが感じられた。今年のバザーは何としても会員皆さんのパワーに期待されると思いました。コロナ明けに弾みをつけるためにも。
足沢 郁子
当日は、今年度の第1回理事会・定期総会後、式典が「ユネスコ会員綱領」の唱和、開式の言葉、三田地宣子 会長のこれまでの感謝とこれからの活動への期待を込めた挨拶へと進みました。
次に、「盛岡レオクラブ」「いわて国際理解教育研究会」「遠野ユネスコ協会」の3団体に表彰状が贈呈され、来賓の岩手県教育長 佐藤一男 氏、盛岡市長 谷藤裕明 氏から祝辞があり、来賓紹介と祝電披露の後、閉式の言葉となりました。
続く記念講演は、株式会社ヘラルボニーの代表取締役副社長 松田文登 氏による『異彩を、放て』と題し、知的障がいのある方たちのアートを価値ある作品として世の中に広めていく素晴らしい活動の紹介でした。商品化されたアート作品の画像や映像をふんだんに交えながらのプレゼンテーションで、とても感動的でした。真の「共生社会とは?」「平和とは?」ということを改めて考えさせられる内容でした。
続く祝賀会は3階「鳳凰の間」に会場を移して行われ、岩手県国際交流協会理事長 佐藤 博 氏による祝辞、県ユ協事務局長であり盛岡ユネスコ協会の理事でもある佐々木嘉直 氏による「 2011年以降の歩みのスライド上映」もあり、とてもなごやかで楽しいひとときを過ごさせて頂きました。県ユ協の皆様に心より敬意と感謝申し上げます。ありがとうございました。
副会長 田中 耕之助
おかげさまで、40周年の節目を迎えることとなり、これまでご支援いただいた皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。賃貸仲介、建物管理、売買仲介、不動産の有効活用の提案等、不動産に関する様々な業務で今後もお役に立てるよう努める所存です。
また、盛岡ユネスコ協会の会員として、バザーやフードバンクへの支援など、これからも微力ながら活動への協力を続けてまいりたいと思います。
米内 紘正
しかし、今年5月に新型コロナウイルス感染症が2類から5類に引き下げられたことで、盛岡もコロナ前の活気を少しずつ取り戻してきているように感じられます。
ゴールデンウィークには今年4月にリニューアルオープンした盛岡市動物公園「zoomo」に息子を連れて行きましたが、大変な賑わいで、入園するのに2時間ほどを要しました。私は入園するまでに疲れ切ってしまいましたが、ゾウやキリン、ライオンなどの前は大変な人だかりで、息子もその熱気にあてられ、興奮気味に動物に語りかけていました。
動物との距離も近くなっており、全国でも珍しい本当の自然の中にたたずむ動物園になっていますので、お時間がありましたらぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。ただ、自然の中にありすぎるがゆえに、熊の出没により度々休園しておりますが…
盛岡では昨年オープンした新しいバスセンターに続き、今年4月にきたぎんボールパークもオープンしました。プロ野球の2試合が行われ、大変盛り上がりましたが、きたぎんボールパークには子どもの遊び場も併設されており、子連れにとっても楽しいスポットになっております。
来年には玉山に新しい道の駅が完成する予定になっており、私もとても楽しみにしているところです。盛岡は盛岡城跡公園をはじめとする、これまで紡がれてきた歴史ある町の景観やスポットに加えて、新しい施設も続々とオープンし、新旧織り交ざった一層魅力的な「まち」として発展をしているように感じます。
ニューヨークタイムズ紙に「2023年に行くべき52カ所」の一つとして掲載されたのも、その結果なのかもしれません。
私も個人としては盛岡に住み始めて5年の新しい住民かもしれませんが、先祖は盛岡に住み暮らしておりましたし、子どもは盛岡で生まれました。昔と今、古きものと新しきもの、世代が融合して発展していく盛岡の市民の一人として、今後も微力ながら力を尽くしていきたいと思っております。
以前はお盆の8月13 日に庭元に集まって「笠揃ぞろえ」をし、上飯岡にある長善寺に踊りを納め、8月16 日に家々をまわって踊っていたということです。
(盛岡市ホームページより)
質の高い教育は、人々の生活改善と持続可能な開発の基盤です。あらゆるレベルの教育へのアクセス拡大や、特に女性と女児の就学率向上については、大きな前進が見られています。
基本的識字率は大きく改善しているものの、普遍的な教育に関する目標を達成するためには、さらに一層の取り組みが必要です。例えば、世界は初等教育での男女平等を達成していますが、すべての教育レベルでこのターゲットを達成できている国はほとんどありません。