盛岡ユネスコ協会

活動レポート

Date.2024.9-10版

ご協力をお願い致します!
盛岡ユネスコ協会創立75周年記念

令和6年度 民間ユネスコの日「平和の鐘を鳴らそう」

~世界平和と諸災害からの早期復興、盛ユ協会の繁栄を祈念して~

副会長 田中 耕之助

9月21日(土)10時、あいにくの雨模様でしたが、盛岡市内丸の時鐘堂にて、会員約25名が集まり、ウクライナやパレスチナ(ガザ等)をはじめとする世界平和、能登地方をはじめとする地震、豪雨など諸災害からの早期復興、盛岡ユ協の発展を祈念し、今年度の「平和の鐘を鳴らそう運動」が行われました。

はじめに、工藤会長から「今年度は盛岡ユネスコ協会75周年の記念の年です。世界平和や自然災害からの復興、持続可能な社会の構築にむけて今できることからユネスコ活動を続けて参りましょう」といった主旨の挨拶がありました。

次に「心の中に平和の守りを固めよう」等ユネスコ会員綱領の唱和が行われた後、いよいよ「平和の鐘」打鐘です。工藤昌雄会長さん、バザー協賛社代表の小原克也さん、理事の米内眞知子さん、バザー委員会の千葉代子さん、たからもの絵画展委員会の足澤郁子さん、サポーター会員の佐々木了子さんらにより、それぞれの願いを込めて打鐘していただきました。

準備係の谷藤さん、大志田さん、本間さん、佐々木(嘉)さん、参加された皆様、大変お疲れさまでした。ありがとうございました。


「平和を願う」、この言葉は全世界で「心で通じるもの」であり、そして「命の尊さ」を教え導く「シンボル」であると思います。

人は何時しか「普通に生きる」ことの贅沢さを忘れ、何かを犠牲にし生きるようになったのでしょうか。けれども、結局は「平和」という本質に辿り着き、気付き行動するのだと思います。

「平和の打鐘」は、世界で文化が違えど自然に生まれています。きっと、人間の中にある、全人類が持つ「平和への願い」の「絆」ではないでしょうか。

今回、その「打鐘」を経験できた事は、行動すべき事は何かを、再度考えるきっかけとなりました。ありがとうございました。

芽吹き屋 代表取締役専務 小原 克也さん

盛岡ユネスコ協会創立75 周年記念

SDGs ユネスコバザー 2024

19 回続いたチャリテイーバザーは2020 年、コロナ感染対策でミニミニバザーとして開催、2021 年SDGsユネスコバザーと活動目的も明確にし、従来からの発展途上国の生活改善、識字教育に役立てようと新たにスタートしました。

創立75 周年記念の今年は9 月21日協賛社や一般市民、会員が品物を持ち寄り、バザーの開催。(品物は2000 点を超えて集荷)

あいにくの雨で肌寒く、来客数も少なく感じられましたが初協賛・出店の芽吹き屋さんが20 分足らずで完売。続いて朝、3時起床し集合したLa☆Stella の4名で午前4時半から手ごねで200 を超すパンを焼き、届けてくださいました。

会場は復活した焼きたてパンの香りに誘われ、一段と盛り上がりをみせ、じゃんけん大会ではランチ券などを手にし、盛ユならではのバザーの光景に安堵したひとときでした。

今年から発足したサポーター会員の皆様をはじめ、多くの皆様のご協力に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

バザー委員会委員長 小守林 恵


協賛社(敬称略) =ありがとうございました=

㈱アート不動産、アートホテル盛岡、朝島りんご園、㈱いわちく、重兵衛、 ㈱田清、南部せんべいの炉阿煎、 バレンザ・ポー盛岡店、藤村仏具本店、 ㈱丸鎌農園 (福島市)、丸高商事㈱クリーン事業部、芽吹き屋、 ㈱盛岡ターミナルビル、料理教室La☆Stella、㈱わしの尾


櫻山神社で盛岡ユネスコ75 周年記念バザーに初参加させて頂きました。

当日は雨降りで、世界の人がこの雨で流せる事は流して、幸せの景色を見ることが出来ます様にと祈りを込めて鐘楼を打たせて頂きました。テレビ等で見ていましたが、音の大きさにびっくり、思わず息を飲みました。

齢〇年の私にはとても良い経験でした。続いて会場ではユネスコ漬、パン販売と色々な経験をありがとうございました。

サポーター会員 協賛社:南部せんべいの炉何煎 佐々木 了子

東北ブロック・ユネスコ活動研究会山形大会in酒田について

参加報告

会長 工藤 昌雄

10月5日(土)「2024東北ブロック・ユネスコ活動研究会山形大会in酒田」が「育もうユネスコの心“ユネスコ運動の活性化を目指して”」というテーマのもと開催されました。参加者は、来賓も含めて108名でしたが、岩手県からは小守林恵副会長さんと和田照子理事さん、私を含めて計18名の参加でした。

大会は、酒田マリーンジュニア合唱団の美しい歌声のオープニングで始まり、開会式と報告・発表後に「伝統文化 紙芝居にみるユネスコの心-平和のとりでを気づく-」と題して、紙芝居師である米田佐之助(本名大井康嗣)さんから記念講演が行われました。紙芝居を用いて方言のよさや民芸の大切さを楽しくジョークを交えて伝えるとともに、「気づく」の文字が示すように、平和のとりでについて、何を築き、どこに築くのか、平和とは築くものではなく、築かなくてもいいと信じることの中に生まれるものではないかと新たな視点を示し、平和について、その原点を考えさせる内容でした。

研究協議では、「平和月間を設けたユネスコ活動」(北上ユネスコ協会澤田育生会長)をはじめ、みやぎ北ユネスコ協会と酒田ユネスコ協会から事例発表があり、それぞれの活動に工夫と特色が見られる内容でしたので、今後の活動に活かしていきたいと思います。

情報交換では、15のグループごとに、うまくいったことや困ったこと、楽しかったこと等の視点から意見を交流し、より具体的にユネスコ活動の活性化を図る内容となりました。

交歓交流会では、県を超えて情報を交換し、またテーブルごとに童謡を歌って親交を深めることができました。

次年度の東北大会は、11月8日(土)に福島県白河市で開催されます。

盛岡ユネスコ協会創立75周年記念

小・中学生『絵で伝えよう!わたしの町のたからもの』絵画展 審査会

10月2日都南体育館で開催された審査会では、応募者数737名のうち 優秀賞 10名、入賞 42名(金賞10、銀賞12、銅賞20)、入選 92名が選ばれました。

  • 日本ユネスコ協会連盟会長賞 大沢 弦さん
    『もえあがるふねっこながし』 (仙北小3年)
  • 盛岡ユネスコ協会会長賞 細川 美月さん
    『思い出の肴町』NHK文化センター子供絵画教室(中3)
  • 盛岡市長賞 柳澤 杏音さん(小6)
    『城あと公園の秋の紅葉』NHK文化センター子供絵画教室
  • 盛岡市教育委員会教育長賞 工藤 心結奈さん
    『ペンギンのぬいぐるみをもって上からゆうえんちを見たよ』(土淵小1年)
  • 北日本銀行賞 小池 一颯さん
    『楽しい仙北小鷹さんさ』 (仙北小3年)
  • 岩手日報社賞 東山 眞弓さん
    『大すきわたしのまち』 (矢巾町立煙山小1年)
  • 岩手銀行賞 吉田 陽萌さん
    『赤レンガ館』 (大新小6年)
  • 東北銀行賞 藤村 要太さん
    『ぼくの街の盛岡八幡宮』 (津志田小5年)
  • 盛岡信用金庫賞 浅沼 創司郎さん
    『くじゃくを見てみよう』 (厨川小2年)
  • 盛岡ユネスコ協会創立75周年記念特別賞 中島 莉子さん
    『ぬさかけの滝』 (矢巾町立矢巾中1年)
『輪』

巡り合わせの妙

小守林 靖 一

私は30年近く所謂「理系」の世界に身を置き、「科学的に説明できないことは信じない」という立場を基本的に貫いてきましたが、時折巡り合わせの妙に驚かされることがあります。

進路選択において私自身は初志貫徹したとはいえ、3つの進路で悩みました。小学生の頃にNASAがスペースシャトルを打ち上げ、心を奪われました。

さらに、母方の叔父がH-2ロケットの開発に一部関わっていることを知り、遙か彼方先の宇宙開発が少しだけ身近に感じられました。ハレー彗星の接近やESAが衛星を彗星中心部に突入させての画像送信もあったのでした。

同時期、F1で活躍するアイルトン・セナの姿にも惹かれました。ホンダ製エンジンを搭載したマシンを操る彼の姿には、多くの人が魅了されたでしょう。ホンダやセナが「後出しじゃんけん」のような規制に苦しみながらも勝ち続ける姿を見て、彼を支えるエンジニアになるのもいいな、と考えたこともあります。

最終的な進路選択については長くなるので、機会があればいずれまた。

広大な県土を持つ岩手県にとって、最も遠い場所でも30分以内に医療スタッフを派遣できるドクターヘリは重要な存在です。11年間この業務に関わる中で、消防との位置情報や情報共有に課題を感じていました。

そんな中、岩手県内に12ある消防組合のうち、10の組合の通信指令業務が令和8年から一元化される方針が示されました。このタイミングで解決しなければと感じていましたが、驚くことに消防側でも同じ課題感を持つ方がいました。

まるでジャズのセッションのように、双方の考えが合致し、物事はスムーズに進んでいったのです。

位置情報共有の課題解決に手を差し伸べてくれたのは、JAXAでした。JAXAとともに仕事をすることができ、小学生の頃に抱いた夢が一つ叶ったような気がした瞬間でした。まさに巡り合わせの妙を感じた出来事でした。

団体会員紹介(8)

株式会社クリエイト

「感謝・感動の教育ネットワーク」株式会社クリエイトは、学習塾の運営を通じて地域と子供たちの未来をサポートする事を目指し、今年40期目を迎えます。

現在は、一人一人の個性を活かす「個別指導の明光義塾」と、AIタブレットで学ぶ「自立学習RED」を岩手・青森・宮城に11教室運営しております。

クラフトグループの教育事業、「プリンス英米学院」「認定NPO盛岡ユースセンター(フリースクール)」全日制「星北高等学園」とも連携し、地域の皆様の子育てや進路の悩みに寄り添い、多様な社会を自分らしく生きるためにこれからもサポートし続けます。

「平和と公正をすべての人に」

SDGs目標16「平和と公正をすべての人に」とは、争いのない平和な社会を実現するために掲げられた目標です。